2013年7月20日土曜日

博士課程学生が「グラフィクスとCAD研究会優秀研究発表賞」受賞

大学院医学工学総合教育部博士課程1年(情報機能システム工学専攻)の古屋 貴彦さん(指導教員:大渕竜太郎教授)が,2013年6月22日,23日にリンクステーションホール青森(青森県青森市)で開催された
   「Visual Computing/グラフィクスとCAD合同シンポジウム2013」
において,
  「グラフィクスとCAD研究会優秀研究発表賞」
を受賞しました.

本賞は,情報処理学会グラフィクスとCAD研究会が開催する研究発表会または共催するシンポジウムにおいて発表された研究論文から選ばれるもので,上記のシンポジウムでは,査読を経て選ばれた22編の口頭発表論文の中から,

研究内容と発表技術の両面から総合的に評価し,投票により5編が選ばれました.

古屋さんの発表題目は「クロスドメイン多様体ランキングを用いたスケッチによる3Dモデルの検索」で,工業製品の設計,映画やゲームのCG,医療の診断や手術計画,等で用いられる3次元形状モデルを,その3次元形状の類似性比較に基づき,検索者の線画スケッチを検索要求として検索する手法に関するものです.
あいまいさや抽象性を含む人の描く2次元スケッチと,3次元モデルを,それぞれの属するドメイン(領域)を超えて精度良く比較する手法を提案しました.

受賞した古屋さんは,
「素晴らしい賞を頂き,大変光栄です.指導教員の大渕教授をはじめ,論文執筆や発表に対して多くの助言を下さった方々に感謝致します.しかしながら本研究は未完成です.より良い検索手法の実現を目指して,今後も研究に精進したいです.」
と話しています.