2016年3月16日水曜日

修士課程1年の白神さん、学部4年の小宮山さん、増田さん、柳橋さんが情報処理学会学生奨励賞を受賞

平成28年3月10日(木)~12日(土)、慶應義塾大学矢上キャンパスで開催された情報処理学会第78回全国大会において、大学院コンピュータ・メディア工学専攻1年の白神翔太さん(指導教員:木下雄一朗准教授)、および工学部コンピュータ理工学科4年の小宮山憂さん(指導教員:木下雄一朗准教授)、増田愛美さん(指導教員:木下雄一朗准教授)、柳橋良亮さん(指導教員:郷健太郎教授)の4名が、「大会学生奨励賞」を受賞しました。この賞は、同大会で学生が発表した優秀な研究に対して贈られるものです。いずれも本学大学院総合研究部の木下雄一朗准教授と郷健太郎教授との共同研究です。

白神さんの受賞題目は「スマートフォンにおける振動の印象を考慮したフィードバックの設計 (講演番号:4Y-05)」で、複数のユーザを対象とした振動パターン創出実験により様々なパターンを収集するとともに、これらのパターンの印象評価実験を行うことで、印象に影響を与える振動の物理的特徴量を明らかにしたものです。研究の完成度に加え、その有効性や発展性が高く評価され、今回の受賞となりました。白神さんは「このたびは大会学生奨励賞を頂くことができ嬉しく思います。本研究に協力していただいた研究室の皆様に心から感謝申し上げます。」と述べています。

小宮山さんの受賞題目は「折り紙技法を活用したフレキシブルディスプレイにおける形状認識およびジェスチャ推定 (講演番号:2Y-09)」で、折り紙の1技法である平織りを活用したフレキシブルディスプレイに複数の加速度センサを組み込むことによって、操作時におけるディスプレイの形状の認識および操作ジェスチャの推定を実現した研究です。丁寧な分析とシステムの実装が高く評価され、今回の受賞となりました。小宮山さんは「自身の研究が評価され、このような賞を頂けたこと大変嬉しく思います。協力していただいた、先生方をはじめとする研究室のみなさまには心から感謝申し上げます。」と述べています。

増田さんの受賞題目は「折り紙技法を活用したフレキシブルディスプレイにおける形状変化の実現 (講演番号:1Z-05)」で、折り紙技法を活用したフレキシブルディスプレイが状態や通知に応じて自動で形状変化することを想定し、その際の最適な形状変化を調査したものです。基礎研究のみならず、その結果を適用し、自動で形状変化するプロトタイプを実装するなど、研究の完成度が高く評価されての受賞となりました。増田さんは「このような賞を頂いたことに驚くと同時に、大変光栄に思います。形状変化デバイスはまだ未知の部分が多い研究分野ですが、本研究の成果を今後の発展に活かしていただけたら幸いです」と述べています。

柳橋さんの受賞題目は「日本語入力手法評価のためのフレーズ集合の開発 (講演番号:4X-06)」で、文字入力手法を評価する際の入力タスクに用いる課題フレーズを生成する方法論に関する研究です。文字の出現頻度やフレーズ長を考慮して課題フレーズを自動生成する手法を提案しその評価を行いました。研究内容と発表における質疑応答等が総合的に高く評価されての受賞となりました。柳橋さんは「この様な賞を頂けたことを大変嬉しく思います。本研究に協力して下さった皆様あっての受賞だと思っています。心より感謝申し上げます。」と述べています。

2016年3月14日月曜日

修士課程2年の廣瀬雄真さんが情報処理学会学生奨励賞を受賞

平成28年3月10日(木)~12日(土),慶応義塾大学矢上キャンパスで開催された情報処理学会第78回全国大会において,大学院コンピュータ・メディア工学専攻2年の廣瀬雄真さんが学生奨励賞を受賞しました.この賞は,国内最大の情報系学会である情報処理学会の全国大会において,学生セッションで発表された中から優秀な発表に対して贈られるものです.

廣瀬さんの受賞題目は,「複合的類似度を用いた内容に基づく画像検索におけるOPF分類器の導入」(情報処理学会第78回全国大会講演論文集, 2N-03, 2, pp. 219-220, 2016年3月)で,本学大学院総合研究部の服部元信准教授との共同研究です.この研究では,内容に基づく画像検索システムにおいて,ユーザの検索意図を学習によって効率良く汲み取る手法を提案し,優れた検索性能を実現しました.提案手法の有効性に加え,分かりやすい発表及び質疑応答が総合的に評価され,今回の受賞となりました.受賞した廣瀬さんは,「このような名誉ある賞を頂き,大変光栄に存じます.ご指導下さいました服部先生をはじめ,共に研究に励み,助言して下さった方々に感謝致します.」と述べています.

2016年3月9日水曜日

修士課程1年の白神さんが、ヒューマンインタフェース学会第17回学術奨励賞を受賞

大学院修士課程1年(コンピュータ・メディア工学専攻)の白神翔太さん(指導教員:木下雄一朗准教授)が「ヒューマンインタフェース学会第17回学術奨励賞」を受賞し、2016年3月9日に同志社大学東京オフィスで開催された、ヒューマンインタフェース学会2016年度通常総会において、授賞式が行われました。

受賞対象となったのは下記の講演論文で、本学大学院総合研究部の木下雄一朗准教授、郷健太郎教授との共同研究です。

白神 翔太,木下 雄一朗,郷 健太郎:
Vib+Press: 目視不要なスマートフォン画面上のレイアウト認識および選択手法, ヒューマンインタフェースシンポジウム2015講演論文集, pp. 59-64, 2015.

この研究は、スマートフォンの振動と感圧タッチスクリーンに着目し、振動によりレイアウトを認識し加圧によりそれを選択するという一連の手法を提案したものです。タスク実験の結果、この手法を用いることでスマートフォンの画面目視の割合が減少することが示されました。受賞した白神さんは、「この度は名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、今後より一層精進していきたいです。」と話しています。

同賞は、前年に開催されたヒューマンインタフェースシンポジウム(ヒューマンインタフェース学会主催)において発表された講演論文の中から、若手研究者(35歳未満)による優れた講演論文に授与されるもので、今回は2段階の審査を経て、白神さんの講演論文を含む5件が受賞しました。