2012年8月30日木曜日

鍋島准教授が日本ソフトウェア科学会 高橋奨励賞を受賞

 鍋島英知 准教授(大学院コンピュータ・メディア工学専攻)が,2012年8月22~24日に開催された日本ソフトウェア科学会第29回大会にて,「日本ソフトウェア科学会第28回大会高橋奨励賞」を受賞しました.
 この賞は故高橋秀俊先生にちなんで日本ソフトウェア科学会によって創設された賞です.一般セッション,研究会セッション,ソフトウェア論文セッションにおける特に優秀な登壇発表者2名程度に対して与えられるものです.

 受賞の対象となった研究発表は「GlueMiniSat2.2.5: 単位伝搬を促す学習節の積極的獲得戦略に基づく高速SATソルバー」であり,情報科学で最も基本的で本質的な組合せ問題である命題論理の充足可能性判定問題 (SAT問題) を高速に解くソルバーを開発したことが顕著な成果として認められたものです.
 鍋島准教授らが開発したソルバーは,2011年に開催された世界コンペティション SAT Competition 2011の産業応用カテゴリにおいて、部門別優勝および総合2位に入るなどの快挙を成し遂げています.