2012年4月13日金曜日

【KM】 芸術科学フォーラム2012で受賞

平成24年3月16日(金)、東京工科大学において芸術科学フォーラム2012(芸術科学会,映像メディア学会,画像電子学会の3学会の共同開催)が開催され、工学部コンピュータ・メディア工学科4年澤田友哉さんと、大学院医学工学総合教育部コンピュータ・メディア工学専攻1年阿部敬由さんの2名(指導教員:茅暁陽教授、豊浦正広助教)がそれぞれ「最優秀ポスター賞」、「優秀ポスター賞」を受賞しました。同フォーラムでは全43件のポスター発表の中から「最優秀ポスター賞」1件、「優秀ポスター賞」3件が選ばれています。


澤田さんの受賞テーマは「フィルムコミックの自動生成における視線情報の利用」で、アニメーション作品からフィルムコミックに変換するために必要となる作品内容の理解を、動画鑑賞者の視線から得る手法を提案しています。手法の完成度と課題の将来性に注目が集まり、受賞に至りました。受賞した澤田さんは、この度、最優秀ポスター賞という栄誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に思っております。動画からコミックを自動生成するというコンセプトが高く評価されたことを誇りに思いますとともに、ご指導いただきました茅教授、豊浦助教に、厚く御礼申し上げます。この賞を励みに、今後も頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」と述べています。


阿部さんの受賞テーマは「大局的特徴量GISTを用いた作品例に基づく絵画調画像生成」で、写真とキーワードの入力から絵画を自動生成するというものです。完成度の高さと誰にでも簡単に使える手法となっていることが高く評価されました。受賞した阿部さんは、「今回は芸術科学フォーラムということで芸術に詳しい方々と意見交換をすることができ、大変参考になりました。今後は頂いた意見を元に、より汎用的な、かつ、さらに細かなスタイルの違いを表現できるような方法の提案を行っていく予定です。賞を頂いたことにつきましては、先生をはじめとする研究室の方々と、研究に協力頂いた大学の皆様のお力添えがあってのことだと思います。ありがとうございました」と述べています。