2014年9月30日火曜日

山本助教らの研究課題がJST戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に採択

本コンピュータ理工学科の山本泰生 助教が代表を務める以下の研究課題が科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に採択されました。

採択課題名:「高次知識を獲得するリソース指向型オンラインマイニング法の開発」
研究領域:「ビッグデータ統合利活用のための次世代基盤技術の創出・体系化」(研究総括:喜連川優 NII所長/東大教授)

上記のビッグデータ基盤領域では35件の応募があり、そのうち4件が採択されました。また平成26年度「JSTさきがけ」事業全体では、1,569件の応募から105件が採択され、本学からは2件が採択されています。

上記の採択課題は、山本助教らが今年の6月に、この分野の国際的なトップ会議であるACM SIGMOD14で発表した研究内容更に発展させるものです。具体的には、大量のデータに隠されている高次の潜在パターンやルール、素性などの知識を、高速・省メモリで抽出する技術の開発を目指した大変挑戦的な研究です。スマート機器、バイオ、医療、農業等の多岐にわたる分野への応用が見込まれ、今後3年をかけて実施されます。

◯JSTのプレス報道文
 http://www.jst.go.jp/pr/info/info1051/sankou3.html
 http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/news/2014/140926presto.pdf

◯用語説明
JSTさきがけ: 
国の科学技術政策や社会的・経済的ニーズを踏まえ、国が定めた戦略目標の達成に向けた目的志向型の個人型研究を推進するプログラムです。

2014年9月25日木曜日

豊浦助教がグラフィクスとCAD研究会優秀研究発表賞を受賞

コンピュータ理工学科の豊浦正広助教がVisual Computing/グラフィクスとCAD合同シンポジウム2014で発表した以下の研究発表について,グラフィクスとCAD研究会優秀研究発表賞を受賞しました.

ジャカード織物作製のための領域内パターン生成と領域間パターン最適化
 豊浦 正広 (本学科助教)
 五十嵐 哲也 (山梨県富士工業技術センター 主任研究員)
 庄司 麻由 (2013年度本学科卒業生)
 茅 暁陽 (本学科教授)

本賞は,55件の発表の中から優秀と認められた発表6件の登壇発表者に与えられるものです. 

研究発表では,山梨・富士吉田の伝統工芸である織物の中で,複雑な模様を織り出すことのできるジャカード織物に対して,質の高い織物パターンを自動で生成する手法を提案しました.これまでは人手で修正されてきた織物パターンの不備をモデル化し,グラフ理論を用いてこれを自動で修正しています. 

織物を扱う研究に対しては,同研究グループらがこれまでにもNICOGRAPH2013で優秀論文賞を受賞しています.今回の受賞はこの内容をさらに発展させたものが評価されたものです.

受賞した豊浦助教は「山梨・富士吉田の織物を扱うこの研究テーマは,多くの課題がありやり甲斐がある.生産現場で実際に使ってもらえるような技術に昇華できるように,今後も研究に邁進したい」とコメントしています.

2014年9月4日木曜日

体験型オープンキャンパス2014のお知らせ

コンピュータ理工学科の体験型オープンキャンパスを2014年11月29日(土)に開催しま
す.開催情報・ テーマ概要・申込方法などは,体験型オープンキャンパスホー
ムページをご覧ください.

学科HP左サイドメニューの『オープンキャンパス』をクリックしても上記ペー
ジに行くことができます.