2017年6月29日木曜日

藤井樹さん(修士1年),伊藤靖展さん(2015年度卒業)が人工知能学会 2016年度研究会優秀賞を受賞

藤井樹さん(本学大学院修士1年コンピュータ理工学コース),伊藤靖展
さん(本学工学部コンピュータ理工学科2015年度卒業,現在(株)サン
セイコンピュータシステム所属)が2016年度の人工知能学会研究会優秀
賞を受賞し,2017年6月26日に慶應大学日吉キャンパス来往舎にて人工知
能学会による授賞式が行われました.

この賞は,人工知能学会研究会において発表された過去1年の間の研究か
ら,特に優秀なものを選定し与えられるものです.選考基準は独創性,
学術・技術上の寄与と波及効果,表現のわかり易さが考慮され,特に独
創性が重視されています.

受賞対象となったのは下記の講演論文で、本学大学院総合研究部の鍋島
英知准教授との共同研究です.

藤井 樹,伊藤 靖展,鍋島 英知:
同順位を含む研究室配属問題のCSPソルバーによる解法の検討,
人工知能学会第103回人工知能基本問題研究会, SIG-FPAI-B506,pp.24-29.

この研究は,研究室に配属される学生の割り当てを求める問題において,
多くの学生が満足する配属割り当てを求めることを目的としています.
各学生が希望する研究室の順位付けにおいて同順位を認めることで,既
存手法よりもより現実的な運用が可能になり,またより良い割り当てを
求めることが可能になります.受賞した藤井さんは、「この度はこのよう
なすばらしい賞を頂きありがとうございます.今回の受賞をきっかけにより
一層の努力を重ねていきたいです.」と話しています.

2017年6月5日月曜日

山本泰生助教が第22回山梨科学アカデミー奨励賞を受賞しました。

コンピュータ理工学科の山本泰生助教が第22回山梨科学アカデミー奨励賞を受賞しました。

受賞テーマ「深層知識を獲得するストリームデータマイニングの研究」

山梨科学アカデミーは、山梨県の科学や技術の発展に寄与することを目的に、ノーベル生理学・医学賞受賞者である大村智先生をはじめとする科学技術に理解を有する本県ゆかりの研究者や事業者などにより平成7年5月に発足した団体です.奨励賞は、学術研究、技術開発及び教育等の分野において優れた成果を収め、将来を嘱望される、山梨県に関わりを有する若手研究者個人又はグループに対して贈られます。

○関連ページ http://www.tyaos1995.or.jp/kensyou.htm

IoT技術の普及により、気象、医療、天文等の様々な分野で日々大量のデータが生成されています。山本助教らは、このようなビッグデータをOn-the-flyで高速に処理し、出現傾向のパターンや異常を即座に検出するストリーム処理アルゴリズムの基盤技術を開発しています。データ工学分野での最高峰の国際会議であるACMSIGMOD会議に研究論文が採択され、また科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業「さきがけ」研究にも研究プロジェクトが採択されるなど、その研究は国内外から高く評価されております。さる5月29日(月)の授与式後に受賞講演が行われました。