工学部コンピュータ・メディア工学科4年生の大槻 諒さん
(指導教員: 松吉俊助教,福本文代教授) が,2013年3月12日〜15日に名古屋大学 (愛知県名古屋市)
で開催された「言語処理学会第19回年次大会」において,「言語処理学会年次大会若手奨励賞」を受賞しました.
本賞は,上記年次大会において,満30歳未満の若手講演者が発表した研究論文から選ばれるもので,2013年の年次大会では,若手奨励賞対象の153件の発表論文の中から,研究内容と発表技術の両面から総合的に評価し,投票と討議の結果,5件が選ばれました.
大槻さんの発表題目は「否定の焦点コーパスの構築と自動検出器の試作」で,「ない」や「ず」などの否定表現を含む日本語文を高度に意味解析する時に必要と
なる基礎技術に関するものです.否定表現を含む日本語文のデータベースを構築し,そこに含まれる事例を言語学的に分析することにより,否定の焦点を検出す
る手法を提案しました.
受賞した大槻さんは,「ありがとうございました.今回,このような賞をいただくことができたのも,指導教員及び研究室の方々のお力添えのおかげです.これからの社会人生活の中で,今回の発表を通して学んだことを生かしていきたいと思っております.」と話しています.