大学院医学工学総合教育部博士課程2年(情報機能システム工学専攻)の古屋
貴彦さんと大渕 竜太郎教授が、以下の論文に対し、画像電子学会より「最優秀論文賞」を受賞しました。この賞は、隔年で、過去2年間(今回は2012年度、2013年度)に画像電子学会誌に掲載された論文のうち、特に優秀な2編の論文の著者に与えられるものです。受賞式は2014年6月29日(日)に画像電子学会
第42回年次大会の場で行われました。
「見かけ特徴の組み合わせと距離尺度の学習を用いた3次元形状類似検索」
(画像電子学会誌、第42巻、第4号、2013年8月)
古屋
貴彦(医学工学総合教育部
情報機能システム工学専攻
博士課程2年)
大渕
竜太郎(大学院医学工学総合研究部
工学学域 機電情報システム工学系
教授)
この論文は、3次元モデルをその形の類似性で比較して検索する手法について述べたものです。3次元モデルは、自動車など工業製品の設計、医学における診断や治療計画、ゲーム、等の幅広い分野で用いられています。近年、3Dプリンタの普及などもあって、3次元モデルの数は爆発的に増えています。そこで、これら大量の3次元モデルを、その形で類似比較して検索する技術が求められるようになりました。この論文で提案する手法は、3次元モデルを多視点からレンダリングした画像群を用いて3次元モデルの形を比較するもので、高い検索精度を実現します。その結果、同手法は、3次元モデル検索の国際コンテストSHRECにおいて、複数年度に渡り、複数部門で、1位を含む上位入賞を果たしました。
筆頭著者の古屋さんは、「大変名誉ある賞を頂き、光栄です。指導教員の大渕教授をはじめ、研究に対して助言を下さった方々に感謝致します。今後も手法の改善を重ね、実用的な3次元モデル検索の実現を目指して行きます。」とコメントしています。
筆頭著者の古屋さんは、「大変名誉ある賞を頂き、光栄です。指導教員の大渕教授をはじめ、研究に対して助言を下さった方々に感謝致します。今後も手法の改善を重ね、実用的な3次元モデル検索の実現を目指して行きます。」とコメントしています。