寺田貴雅さん(本学大学院修士1年コンピュータ理工学コース)が2017年11月1日~2日に開催された情報処理学会第56回ユビキタスコンピューティングシステム研究会(ヒューマンコンピュータインタラクション研究会共催)で学生奨励賞を受賞しました.受賞対象となったのは下記の発表です.
寺田 貴雅,豊浦 正広,佐藤 隆英,茅 暁陽:
部分的な織り方の違いを利用した加圧位置検出織物の設計
情報処理学会第56回ユビキタスコンピューティングシステム研究会,Vol.2017-UBI-56, Article 10, pp.1-6.
この研究は,導電性織物を使用した圧力センサを実現する研究であり,織り方が異なる3枚の織物を組み合わせることで,入出力3チャンネルで位置と外力の大きさが検出とするものです.電子デバイスと布製品が一体化したe-テキスタイルの新しい機能を開拓するものであり,ウェアラブルデバイスとしてIoT(Internet
of
Things)の可能性を広げることに貢献します.コンピュータ理工学科の豊浦正広准教授,茅暁陽教授,および,電気電子工学科の佐藤隆英准教授らと研究を進めてきました.
受賞した寺田さんは「これまで試行錯誤して進めてきた研究を評価していただいたことに驚いているとともに,大変うれしく思います.指導くださった先生方に感謝します.」と話しています.