本学大学院博士課程1年の白神翔太さん(指導教員:木下雄一朗准教授)らが、2018年3月19日(月)〜22日(木)にマレーシア・クチンで開催された国際会議「7th International Conference on Kansei Engineering & Emotion Research (KEER 2018)」において発表した論文が、Best Paper Award を受賞しました。 この賞は、同国際会議で発表された論文の中から優れた論文に対して授与されるもので、今回は発表された全151の論文の中から、白神翔太さんらの論文を含む10件が受賞しました。 受賞対象となったのは下記の論文で、木下雄一朗准教授、戸塚敬さん(本学大学院修士課程1年)、郷健太郎教授との共同受賞です。 Shota Shiraga, Yuichiro Kinoshita, Takashi Totsuka, Kentaro Go: Construction of Impression Estimation Models for the Design of Smartphone Vibration Feedback, Proceedings of the 7th International Conference on Kansei Engineering and Emotion Research, Advances in Intelligent Systems and Computing, Vol. 739, pp. 350-359, Springer, 2018. この論文は、スマートフォンにおける多様な振動フィードバックパターンがユーザに与える印象を調査し、印象を決定する物理的特徴量を検討したものです。さらに、その特徴量からユーザの印象を推定するモデルが構築されています。このモデルの検証の結果、振動パターンがユーザに与える印象を高い精度で推定可能であることが示されました。 受賞した白神さんは「このような賞を頂き大変嬉しく思います。ご指導いただいた木下准教授および郷教授、共同研究者である戸塚敬君をはじめ、支えて下さった方々に感謝します。今回の受賞を励みに、今後も頑張ります。」とコメントしています。