2015年3月21日土曜日

修士課程2年の佐野さんが、日本音響学会 学生優秀発表賞を受賞

平成27年3月16日(月)~18日(水)、中央大学後楽園キャンパスで開催された日本音響学会2015年春季研究発表会において、大学院コンピュータ・メディア工学専攻2年の佐野和行さんが「学生優秀発表賞」の表彰を受けました。本学大学院総合研究部の森勢将雅特任助教、小澤賢司教授との共同研究です。

佐野さんの受賞題目は「GPGPUによる聴覚機能モデルの生理学データを用いた評価」で、補聴器や人工内耳では補償できない障害を有される方が聴覚を獲得するための補償技術を確立するためのものです。本来は画像処理用のデバイスであるGPU (Graphics Processing Unit) を他用途に転用するGPGPU (General Purpose GPU)技術を利用することで、システムの高速化・高機能化を実現しました。佐野さんは「学部生時代から取り組んできた研究活動の成果が評価され、全国大会の研究発表会において学生優秀発表賞を受賞したことを大変光栄に存じます。研究活動にご助力して頂いた指導教員の先生方と諸先輩方に深く感謝を申し上げます。」と話しています。

なお、受賞対象となった研究発表は平成26年9月3日(水)~5日(金)北海学園大学(札幌)で開催された日本音響学会2014年秋季研究発表会においてなされたもので、その後2ヶ月以上にわたる厳正な審査を経て選奨されました。佐野さんの発表が含まれる「聴覚/聴覚・音声」という分野については、30件以上の発表の中から2件のみが選ばれました。