2016年2月24日水曜日

豊浦助教がグラフィクスとCAD研究会優秀研究発表賞を受賞

ンピュータ理工学科の豊浦正広助教が情報処理学会グラフィクスとCAD研究会第162回研究発表会で発表した以下の研究発表について,グラフィクスとCAD研究会優秀研究発表賞を受賞しました.

写真からの多色織パターン生成
   豊浦 正広 (本学科助教)
   五十嵐 哲也 (山梨県富士工業技術センター)
   齋藤 豪 (お茶の水女子大学/東京工業大学)
   寺田 貴雅 (本学科3年)
   茅 暁陽 (本学科教授)

本賞は,同研究会の発表の中から優秀と認められた1件の登壇発表者に与えられるものです.

研究では,山梨・郡内地域の伝統工芸である織物の中で,複雑な模様を織り出すことのできるジャカード織物に対して,写真などの任意の画像を多色の織物にするための画像処理を提案しています.手持ちの糸の色の中から,与えられる写真を表現するのに最適な糸の組み合わせを自動で求めることができるようにするものです.プログラムによって生成されたパターンは,織機がデータを読み込んでそのまま織り出すことができます.

同プロジェクトの研究では過去にも2件の受賞があり,今回と合わせて3件目の受賞となります.山梨・郡内地域の織物産業の活性化を目指した同研究は,総務省SCOPEの委託研究として進められています.

茅・豊浦研究室 織物画像処理プロジェクトページ:
    http://www.vc.media.yamanashi.ac.jp/fabric/