2016年3月9日水曜日

修士課程1年の白神さんが、ヒューマンインタフェース学会第17回学術奨励賞を受賞

大学院修士課程1年(コンピュータ・メディア工学専攻)の白神翔太さん(指導教員:木下雄一朗准教授)が「ヒューマンインタフェース学会第17回学術奨励賞」を受賞し、2016年3月9日に同志社大学東京オフィスで開催された、ヒューマンインタフェース学会2016年度通常総会において、授賞式が行われました。

受賞対象となったのは下記の講演論文で、本学大学院総合研究部の木下雄一朗准教授、郷健太郎教授との共同研究です。

白神 翔太,木下 雄一朗,郷 健太郎:
Vib+Press: 目視不要なスマートフォン画面上のレイアウト認識および選択手法, ヒューマンインタフェースシンポジウム2015講演論文集, pp. 59-64, 2015.

この研究は、スマートフォンの振動と感圧タッチスクリーンに着目し、振動によりレイアウトを認識し加圧によりそれを選択するという一連の手法を提案したものです。タスク実験の結果、この手法を用いることでスマートフォンの画面目視の割合が減少することが示されました。受賞した白神さんは、「この度は名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、今後より一層精進していきたいです。」と話しています。

同賞は、前年に開催されたヒューマンインタフェースシンポジウム(ヒューマンインタフェース学会主催)において発表された講演論文の中から、若手研究者(35歳未満)による優れた講演論文に授与されるもので、今回は2段階の審査を経て、白神さんの講演論文を含む5件が受賞しました。